畳の豆知識
畳についての様々な疑問やお手入れ方法についてお答えしていきます。
- 家具をおいていた場所の畳の上にへこみ跡がついてしまったら?
- 畳の上にソファや机など重みのある物を置き、へこみ跡がついてしまう事がありますよね。 そんな時はまず、霧吹きなどでへこみ跡に水分を与えます。次に、湿らせたタオルを置いて上からアイロンをかけます。するとあら不思議。綺麗に元に戻ります。ただし、アイロンのあて過ぎには注意しましょう。
- 畳の適切な掃除方法を教えてください。
- 掃除機をかけるなら畳の目に沿って掛けるとよく埃が取れます。目に逆らうと埃がとりにくい上、畳がけばだって傷みやすくなります。
また、手間をかけるのであれば座敷ほうきでかけるのが一番良いでしょう。 - 子供がたたみに寝転がって遊ぶのですが、服にいぐさがついてしまいます。
- 畳いぐさが乾燥して、靴下や衣服になどにつくのを防ぐには、よく絞ったタオルで畳を拭くと良いでしょう。
夏場など冷暖房の入っている部屋は乾燥してしまうので定期的に行うと良いでしょう。 - 畳を新調しました。すぐそのまま使用しはじめていいのでしょうか?
- 新しく入れた畳は数回乾拭きをするのが良いでしょう。
水や洗剤で拭き取りをすると表面に付いた染土が剥げ落ち急激な変色や耐久性が損なわれる原因となります。 - 畳を長く使うにはどうしたら良いでしょうか?
- 湿度が高い時期は風通しを良くし、除湿器をかけるのが望ましいでしょう。
お部屋の湿度が高い状態が続くとどんどん湿気を吸い込んでしまい、畳の中は多湿状態になりカビやダニは発生しやすくなります。 - 畳にカビが発生したときは?
- カビが生えてしまったら、ごしごし拭いてはだめですよ。畳の目にカビが入り込み尚更生えやすくしてしまいます。
まずは風通しをよくしてカビを乾燥させます。その後は、掃除機で吸い取るなど表面のカビをすくうように吸い取りましょう。
一番大切なのは、普段から風通しをよくし、湿気をこもらせない事です。 - 畳の上にうっかりジュースやしょう油などの液体をこぼしてしまったら?
- 乾いたタオルを使い叩くようにして液体を吸い上げます。ゴシゴシこすってしまうとシミが広がってしまうので注意してください。
そして、濡れタオルで拭き直した後に再度乾いたタオルで拭き、よく乾燥させましょう。
もしくは拭き取るのではなく、ベビーパウダーや小麦粉など吸水性のある粉末をまいて、掃除機で吸い込むというとりかたもあります。 - タバコの焦げ跡がついてしまったら?
- 畳の目に沿って歯ブラシでこすります。焦げている表面が削られ、焦げ跡を目立たなくさせる事が 出来ます。それにプラスして、染み抜きに使われているオキシドールを使い焦げた部分を漂白させる事で更に目立たなくなります。当店では、部分的な修復が可能です。ぜひご相談ください。
- 畳の上にじゅうたんを敷いてるんですが・・・
- 畳の上にじゅうたんなどを重ね敷きするとダニの発生につながります。
また、畳に吸収された湿気がこもり畳の劣化だけではなく建物自体を痛めてしまう恐れがあります。